この秋、会員企業の㈱やまやコミュニケーションズから、新上五島町の㈲はたしたのアゴ(トビウオ)に明太子を詰めた期間限定商品「あご明太」が発売されました。

㈲はたしたは、長崎の出汁文化に欠かせない焼きアゴを、昔ながらの炭火焼にこだわり製造・販売しています。

春先に島根県沖で産まれたトビウオの稚魚は日本海を南下し、9月初旬、新上五島町北部の有川湾に到着。このころにはアゴ焼きにもっとも適した15cmサイズに成長しており、その幼魚を3週間という短い期間で水揚げします。

焼きアゴの場合はそれを一年かけて少しずつ焼いていきますが、「あご明太」で使用するトビウオは、水揚げ後新鮮なうちに素早く加工し、2~3時間ほど乾燥させて旨味を凝縮させます。

“新上五島町”のトビウオと“博多”の明太子、このMade in KYUSHUのおいしさは、「九州」にこだわり、九州の食文化の可能性と強さを、パートナーと手を組み発信していきたいというヴィジョンを持つ㈱やまやコミュニケーションズだから作り出せたのだと思います。

パートナーシップで目標を達成することは、SDGsの目標の一つでもあります。互いに協力し合うことで持続可能な社会を実現するために、これからも協会は尽力していきます。

【関連記事】有限会社はたした「アゴ焼がなくなっとや寂しかったよ。島の食文化には特別なもんやっけん。」