昨今のコロナ禍における厳しい状況においても、会員企業様による熱意ある働きにより、島の販路拡大の成果が少しずつ見え始めてまいりました。

こうした協会・会員企業のみなさまとの活動を「離創協だより」としてご紹介いたします。8月のマンスリーレポートでは、毎月の長崎訪問で生産現場での活動に加えて、主に本土での「販路拡大とバリューチェーン構築」のご報告です。

 本活動は、島の商材に適したバリューチェーンの構築により、長崎県における1年間の成功モデルを着実に創り上げる企画でもあります。

 バリューチェーンの構築においては、(株)日本食糧新聞社のECサイト準備、海外の展示即売・商談会の準備、11月日本食糧新聞大阪開催フェアへのエントリー、(株)大起水産の鮮魚買い付け、(株)サンクゼールの商品買い付けなど、着実に前進することができています。

 何よりありがたいのは、当協会の正会員、行政スタッフ、生産者などの様々なステークホルダーが理事、アドバイザーの指導のもと、徐々に機能し始めてきていることです。

■(株)大起水産による長崎県離島お魚フェア‼が大成功

コロナにより、多大な経済的損失を被っている地方の生産者に対する救済策として、農水省が来年3月までの期限を設け、「農林水産物販売促進企画」として各種団体に要請されている企画に参加しました。

まだ実験的ではありますが、正会員である(株)大起水産様のご協力を得て、7月31日~8月6日まで大起寿司店6店にてキャンペーンを実施することができました。想定以上の大きな成果が実り、今後も展開を広げてまいりたいと考えています。

■離島生産者の商材を久世福商店で販売開始

協会設立当初から関わりのある「矢堅目の塩本舗」の商材を、正会員である久世福商店様のご協力により、8月から全国の久世福商店様の店頭販売を実現することができました。パッケージデザインにもご尽力いただき、これからの展開が非常に楽しみです。

■最後に

8月25日~4日間の長崎出張を予定しておりましたが、五島市の病床不足も考慮した上で、訪問する人数を最小限に絞り込み、8月中にやらなければならないことのみ実施することにしました。やむを得ず、訪島を断念した企画につきましても、活動自体は止めることなく、WEB会議で継続することになっております。

いずれにしても、盛り上がりつつある気運を絶やすことなく、継続して参ります。