7月23日(火)~25日(木)の3日間、東京ビッグサイト西ホールにおいて、会員企業 三菱食品(株)主催の総合展示会「三菱食品ダイヤモンドフェア2024」が開催されました。
『食で創造する、持続可能な社会』を基に『「ありたい未来」へ、共に歩く。』をメインメッセージに掲げ、これからの社会課題に対して、新たな切り口での打ち手や企画が提案されていました。
長崎離島のブースが置かれた「地域創生コーナー」では、「食文化の継承」「食品ロスの抜本的対策」「食料供給力の低下」の3つの社会的課題に対し、「未利用食材の利用」や「エシカル消費につながる地域の食資源の活用」などが提唱され、熱心にメモや写真をとる来場者の姿が印象的でした。
ばらもん凧が飛び、創意工夫にあふれた陳列がなされた長崎離島の産品の前では、ご来訪のみなさまが足を止め、手に取り、担当者の説明に耳を傾けていました。
試食コーナーに出展されていた(株)真鳥餅店(かんころ餅)、(株)しまおう(島すり身)の前には、焼き上がりを待つたくさんの方が。「焼くのが間に合わなくて」と笑う真鳥さんの姿に、手応えと来場者の関心の高さが伺えました。
会場内は「商品ブロック」「テーマブロック」「戦略ブロック」「ソリューションコーナー」と大きく4つに分けられ、それぞれを自由に回ることのできる自由動線に。
また、今回から、会場内で使用する試食・試飲容器はすべて環境配慮型のリサイクル容器に統一されたほか、同社物流センターで発生した廃棄物をアップサイクルした手提げ袋やゴミ袋が提供されるなど、サステナブルな会場運営に感銘を受けました。
⾷品産業の振興を通じて離島や地⽅の⼈⼝減を⾷い⽌め、⾷料⾃給率を向上させ、⽇本を豊かにすることを目標に掲げて活動を続ける当協会も、より一層、時流をとらえたサスティナブルな社会の実現を目指そうと心に刻みました。